上舞です。
リバーウォーク北九州5Fの北九州市立美術館分館にて開催されている『光の視覚サーカス展』を鑑賞して参りましたよ。
親子で楽しめる電脳新感覚美術館と銘打っており、現代アートの世界を「見て」「触って」「参加して」楽しみながらも学ぶことができる新しいタイプの美術展とのこと。
でも触っちゃダメなとこは触れてはいけませんよ。
参加といっても遊園地じゃないんだからあまり騒いでもいけません。
美術館としての楽しみ方を学びましょうね、大人なら。
今回は現代アートの中でも「メディアアート(ビデオやコンピュータ技術などをもちいた美術)」や「キネティックアート(動く美術作品、もしくは動くように見える美術作品)」と呼ばれる視覚効果を利用した光の美術作品が多数展示されていました。
かなりトリップ出来る内容となっており、時間を忘れて楽しんでしまいました。
人工的薬物を使わなければ飛べない人々は哀れだと思う。
一番大掛かりで印象深いのは、出品:田中敬一の《LUMINOUS-Cosmic Rays》というタイトルの宇宙線感知インスタレーション。
会場に降り注いでいる宇宙線を放射線探知機で捕らえ、様々な光に変換したもの。
時と共に、また場所によっても変化していくようで他会場では赤メインだったのに対し、ここ北九州では青色光が基調となっているようです。
原理的にはスーパーカミオカンデと同じだよね。
他にも
- 城井光弘「オイルアート作品」:アクリル板格子の中を泡が立ち上ってゆくもの。スライムのようで動きがかわいい。
- 近森基《Cage for Kage》:光あるところに影あり。猫も出ますよ~
- 森脇裕之《Lake Awareness》:多数の基板がお椀状に組み合わされており、それぞれの基板に手をかざすと音とともに青い光の波紋が広がっていくアート。
- 田中清隆「ライトアート作品」:蟲師キタコレ。雀卓もあるよ東南西北ワ~イワ~イ。
そして土産じゃ。
なにこのトレッキー直撃なの?狙い撃ちなの?
転送状態なんていい感じにホログラム。
これは貴重かもしれん。
会場にもホログラムアートが結構あって天使がラッパを吹き鳴らしている像が一番飛び出て見えた。
隣に変な三角錐もあってさながらムーエリア。
どのくらい3Dかというと、
←正面顔が
傾けると→
不思議!
写真でも結構わかりますかね。
次回展示は「高橋留美子展」。みんな、落ち着いて観にいこうね!
北九州市立美術館・分館:高橋留美子展
8/22(土)~9/20(日)
http://kmma.jp/r_takahashi_sp/index.html
芸術は、時間を切り取り留め置きながらも動きを感じさせるものであります。
現代アートは、実際に動的でありながら、そこに封され静止状態を感じさせるものでもあります。
異なる視点からの同じアプローチ。
なかなかにインスピレーションを喚起させるものであります。
光が、まるで視覚に参画するようだ。
(台無し)