2009年7月6日月曜日

それは君が見た光

僕が見た希望



心爽やか北方。



せいうん違いですよ。


栃木県那須塩原市で開かれたT-con2009こと第48回日本SF大会が先日4~5日に開催されてたんですが、高齢恒例の星雲賞日本長編部門を故・伊藤計劃さんの「ハーモニー」が受賞されたようです。

故人の受賞は異例らしい。

先の飲み会で話題に出たばかりだったんで、これは一丁読んでみましょうかね。


気鋭のSF作家として期待されながら、がんのため今年3月に34歳の若さで死去されたことは、仕方がないこととはいえ残念なことです。読んだらなおさらそう思うんだろうな。

日本短編部門では前年に引き続き、野尻抱介さんが「南極点のピアピア動画」で受賞。あ、3年連続受賞だ。


あと以下羅列(芸が無い)

  • 日本長編部門:「ハーモニー」伊藤計劃(早川書房)
  • 同短編部門:「南極点のピアピア動画」野尻抱介(早川書房「SFマガジン4・5月号」掲載)
  • 海外長編部門:「時間封鎖」ロバート・チャールズ・ウィルスン(茂木健訳、東京創元社)
  • 同短篇部門:「商人と錬金術師の門」テッド・チャン(大森望訳、早川書房「SFマガジン1月号」掲載)
  • メディア部門:「マクロスF(フロンティア)」河森正治・スタジオぬえ原作、河森正治総監督、菊地康仁監督(サテライト制作)
  • コミック部門:「トライガン・マキシマム」内藤泰弘(少年画報社)
  • アート部門:加藤直之(2回連続受賞)
  • ノンフィクション部門:「世界のSFがやって来た!! ニッポンコン・ファイル2007」日本SF作家クラブ編集、小松左京監修(角川春樹事務所)
  • 自由部門:該当作なし


最近はお約束のように、次の主催が決まってないみたいだからこの大会で最後かもね、とか言われていましたが来年2010年はまだ大丈夫そうです。

TOKON10(http://tokon10.net/)東京であるのか。

来年の星雲賞日本長編部門は「アンブロークン・アロー 戦闘妖精・雪風」神林長平と予想しておく。

記念すべき50回大会は果たして開催されるのでしょうか(鬼が大笑い)。