2009年6月25日木曜日

震える月

久々に地震来ましたね。

北九州震度3。



津田です。



ところで月にも地震があるんですね。

月震「ムーンクエイク」は4種類あることがアポロ計画時に設置された地震計のデータによってわかっています。

月震全般の特徴としては、

  • 最大の揺れに達するまで数分、長いもので10~20分もかかる
  • 比較的大きな地震は揺れが長く、5~6時間揺れが続くものもある

ということが知られています。

分類は、

  1. 深発月震
    震源の深さ800~1150km程度で最も多く発生し、周期があることから月と地球の潮汐力が原因のひとつではと考えられている。

  2. 浅発月震
    震源の深さ300km程度。7年間の観測で28例の極めて珍しい月震。
    マグニチュート5が10分以上続いたという観測結果も残しているらしい。
    月構成物質には岩と鉄が多いため音叉原理で反響し続けるためかと推測されている。

  3. 隕石衝突
    隕石衝突による振動。流星雨との関係が指摘されている。

  4. 熱月震
    2週間続く月の夜で地表が冷凍状態になり、昼間になったときの膨張収縮による岩石の割れが衝撃となったもの。
    温度差が起こる朝と夕方に発生し、頻度は一番高い。


となっています。

あとは人工月震というのもあり使用済みブースターや着陸船を月面に落下させ、地震計で観測することで月の内部構造解明に役立てるといったもの。

先日11日に落下した月探査機「かぐや」が最後に撮影したハイビジョン画像7枚が公開されていましたが、微弱ながらも月震を起こしたのかな。





月面基地建設には地震対策も必要になるのかもしれませんね。