2011年1月3日月曜日

宇宙の子ら

去年末の、巨大宇宙船が地球に向かっているとSETIが発表したというロシア某紙のニュースは、突っ込みどころ満載でやはりガセというか誇張されたムー的記事であったんだけど、一瞬おおっと思わせるSFライクなものでしたね。



上舞です。



2010年は日本でも宇宙関連の話題が多く、「はやぶさ」のもたらした小惑星イトカワの微粒子は小さかったけれど、より以上に大きなものを我々に持ち帰ってくれたのだなあと、今更ながら思わずにはいられませんね。
「あかつき」は残念でしたが、失敗の原因がほぼ特定できたようだし、それがわかるだけでもひとつの成果であると言えましょう。なんかアメリカ製のバルブが悪かったらしく、岡野バルブで作ればいいのにとか思うがタダではモノは作れない。必需を示さねばならぬのであろう。
比較してイカ坊(光子帆船イカロス)は金星フライバイにも成功、予定していた実験を全て終え、あとは人工惑星となって太陽の周りを周回し続けることとなる。
ミッション・コンプリートおめでとう、すごいじゃなイカ(終わったコンテンツ)。
地球から遠く離れたためすでに電波は途切れ途切れ、姿勢制御燃料は残り半分ほどだがもう一実験くらいできそう。
そういえばボイジャー1号はそろそろ太陽圏の端に近づいているようですよ(NASA発表)。

今年はISSがようやく完全完成する年。
スペースシャトルは引退するものの、JAXAの「こうのとり」2号機ももうすぐ飛びます。
ますます目が離せませんね。

追記:「あかつき」は6年後の金星再投入までに、金星周辺小惑星二つも観測させる方向で検討が進められているようです。
転んでもタダでは起きない不屈の精神、見習いたいものですね。