2010年5月28日金曜日

謎の精神帰省隊

多田乃伸明「70億の針」4巻(完結)を読み終わったよー。



津田です。



うん、微妙。

絵も技術的にもいいし展開もそつなくこなしてるんだけど要所要所で今ひとつ。

後半の展開はSFとしては稚拙、ジュブナイルとしてならぎりぎりの線。

でも新人さんらしいし絵柄はSF向きだと思うので今後の漫画家としての展開に期待といったところでしょうか。

新時代のハル・クレメントを期待するのは酷ってモンだし、漫画なんだから地味な(バトルの無い)絵面だと売れれないだろし。

それでなくともガチSFなんて一般的には人気出ないだろうし。


この人、ほんとにSFヤル気あるんならマズは売れてから、といった戦略もありだと思う。

しかし出版社の痛々しいあおり文句は何とかして欲しいものではある。


とはいえ貴重なSF漫画(を志すかもしれない)人材、今後にも期待しよう(大上段)。