津田です。
ななななんて真っ当なヒーローモノなんだこの漫画。マイフェイバリットヒーローがまた一人増えたよ。
原作・宮藤官九郎(『メタルマクベス』戯曲もこの人か。ゲキ×シネで観たな)、漫画・山田玲司ですが、基本設定は借用されているもののストーリーその他はほぼ山田玲司のオリジナルらしい。
そのうち映画版も借りてみて比較しよう。
しかしこのヒーローは特殊能力を全く持たず機械的サポートも受けていない。
敵は(漫画版は)心に闇を抱えた普通の人間(犯罪者的なんだが)であるし、より現実感あふれる作品なんだが、そうね、普通にイメージされているヒーローモノっていっていいのかといわれれば微妙なのかもしれないと今思ったよ。
絵も汚い系だし暗いし説教臭いと言えばモロにストレートに過ぎるきらいもあるし。
でも面白かった、読んでよかった。
廉価版だけでなくて普通に単行本を買ってもいいかもしれない。
さて、映画「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」はまだやってんのかな?知らんけど漫画版「ゼブラーマン2 ゼブラシティの逆襲」は残念ながら評価は芳しくないようですね。
さすがに全一巻でまとめるには無理があったってことなのかな、どこかで見かけたら買うかもしれませんが。
ヒーローモノを愛するヒーローってのは本来邪道なのかもしれませんが(ウイングマンとかあったよな)、本当に特別な能力を全く持たない主人公が活躍するこの漫画「ゼブラーマン」一作だけなら許されてもいいのではないでしょうか。