1980年代に確立されたSFのサブジャンルでありその運動や思想を含む“サイバーパンク”は当時最新流行のムーブメントであり、構造・機構・体制に対する反発や反社会性を主題としたサイバーでパンクなテックでありメタ的なものの何かであり、よくわからんSFの上にさらによくわからんというジャンルを形成。
しかしそんな反骨もサイバースペース(インターネット)やインプラントなどのサイバネティクスなどサイバーパンクガジェットの着想が大衆に広く浸透、一般的で当たり前なものになった今日では、いわゆるサイバーパンク感覚は着実に現実に浸透しつつあり普通。
当時から言われていたが“サイバーパンク”なるレッテルを貼られてしまった時点で既に形骸化、古典の一ジャンルとなってしまっており形式を破壊するという形式化にされてしまっていたのだろう。
しかしそのガジェットやスタイルはわかりやすくされればカッコよく、使いやすく、調理における風味付けとしては欠かすことの出来ないスパイスにはなっている。
尖がっていて新しくなんだか最先端の思想や運動であっても月日が経つにつれ、段々と日常化していくものであるということ。
それがいいとかわるいとかいうのでは、決してなくね。
北方、没入(ジャック・イン)。
「サイバーパンクとか超懐かしいですね!」