上舞です。
立て続けに人気シリーズ(ターミネーター4、トランスフォーマーリベンジ、エヴァ破とか)が公開されるせいかもう映画館の片隅に追いやられてしまっていましたが観にいきましたよ!
ほぼ貸切状態(五人未満)。
きっともうみんな(みんな?)観てると思うんで、ネタバレしてもいいよね?
答えは聞いてない。
カークとスポックの生い立ちから語られる本作品ですが、幼少のカークがスポーツカーをぶっ飛ばすシーン、途中に出てくる男の子はカークの兄ジョージです。
あれ?カーク兄はサミュエルじゃあと調べると「ジョージ・サミュエル・カーク・ジュニア」だったんでどちらも間違いない。
あのシーンは家出した兄を追いかけていったというものなんですが映像だけじゃよくわかんないですよね。
あと由来が異なっていたミドルネーム「タイベリアス(ティベリウス)」ですが、実写作品に登場したのは1991年の「未知の世界」が初めてだったのは知りませんでした。
ヴァルカン人は感情を抑制し論理を重んじるのにイジメ、カッコ悪いじゃなかった、いじめがあるのはまだ幼少期であるからということもさることながら、地球人とのハーフであるスポックがよりヴァルカン人の理想像に近い存在であるからと私は考察しています。
イチローがメジャーで大活躍するようなもんですよ(違う)。
エンタープライズ初代艦長パイクが変な自白剤代わりの虫を食べさせられちゃうとこは「カーンの逆襲」のパロディだろうし、車椅子になるのもお約束。
酒場乱闘シーン後、USSケルヴィン型塩入れ欲しい、というかください。
エンタープライズが初出航時にスールーの操舵が上手くいかないところもなんかネタがあったような気がした。
スールーといえばフェンシングですが今回大活躍!ガリアンソードばりの折りたたみ剣でロミュラン人串刺し!
大気圏ダイヴは古今東西類を見ない作戦であるが(笑)スタートレック世界なんで特に問題なし。
ロミュランがブラックホール操作技術を持っているのは「ネクストジェネレーション」から。
ブラックホールエンジン搭載ウォーバードはでかかったが今回のロミュラン採掘船もでかい。
そして何かあるとすぐ使用が制限されてしまう通信設備と転送装置、いいぞ!
ヴァルカン星が破壊されても数人の長老達が無事なだけで伝統は守られたというのは、精神融合技術による知識保存のためだと思う。
そしてレナード・ニモイ演じる老スポック登場シーンは涙するところ。
カークが船外追放されてデルタ・ヴェガの怪物に襲われてからの緩急テンポは良い感じだ。
そしてスポックの名台詞・・・
スコッティのトランスワープ理論のくだりやアーチャー提督の犬のエピソードはニヤリング。
小説版(ノヴェライズ)は正史ではないそうですが、ビーグル犬ポートスについては補完されていて安心できます。
“ボーンズ”ことマッコイの医者アピールとかも。
そういえばスコッティと一緒にいた異星人は今後マスコットキャラっぽくなるのかな。
初出の異星人っぽいんだけどなんかネタがあるのかも、珪素系生物ホルタの子供とか。
もちろんUSSエンタープライズにも見せ場は多く、土星を背後に浮かび上がる雄姿は素晴らしい。
“彼女”なのに雄姿とはこれいかに。
というかもういろいろ満載でファンならなにはともあれ観て欲しいし、そうでない人でも宇宙冒険活劇として凄く出来が良い作品なので是非とも観て欲しい!
最後に、スタートレックのファーストレディことメイジェル・バレット・ロッデンベリーさんはすでにお亡くなりになっていますが、惑星連邦所属の宇宙船に搭載されているコンピュータの音声役として、本作にも出演しているそうです。
これからのスタートレックにも長寿と繁栄を願うものでありますが、それは未知の世界に船出する今後の世代の人々にも託してゆきたいのでこう言っておきたいと思います。
グッド・ラック!