アンタークティカ・北方。
日本でも感染者続出で、「アンドロメダ病原体」や日本のアレを思い出す人も多いようですな。
アンドロメダ~より前、1964年に日本が誇るSF作家「小松左京」さんによって書き下ろされた、そう、
『復活の日』である。
英題は「VIRUS」なんだな、初めて知った。
原作では、猛毒の新型ウイルスMM-88によって変異したインフルエンザは「チベット風邪」と呼ばれ、人間だけでなく鶏などにも伝染病として蔓延。
通常のワクチン製造には鶏卵が大量に必要であるため、鶏卵が高騰して防疫体制が深刻なダメージを受ける描写もある。
現在の新型とトリインフルエンザが合体したような凄さだ。
今の新型が弱毒性で普通の治療が効果があるからといって、警戒を怠るべきではないだろう。
不謹慎かもしれんが今こそこの名作を読んで、人類や世界のことについてあれこれ思いをめぐらせてみてほしいもの。
そしてどんなに絶望の中にいようとも、復活のチャンスはいつもどこかにあることを、我々はゆめゆめ忘れてはならないのだ。