上舞です。
工場や自動車から排出される窒素酸化物などの一次汚染物質が、太陽の紫外線により光化学反応を起こすことによって、二次汚染物質を生成する。
この酸化性の汚染物質の総称が光化学オキシダントであり、光化学スモッグの正体です。
二次汚染物質の大半を占めるのは「オゾン」。
殺菌や消毒にも使用されるオゾンが生物に害をなさないわけはない。
日本では1970年代をピークに減少してきたはずなんですが、最近注意報がよく発令され、実際煙っているのをよく見かけます。
再発の原因はいろいろ言われていますが、まだよくわかっていないようですアル。
注意報発令の場合、被害を防ぐ方法は屋内に退避し、外に出ないことのみ。
まさに西洋妖怪の親玉。
引きこもり助長ですな。
最高気温25℃以上
2.5時間以上の日照がある
夏型の気圧配置
あと風が強くないことが発生条件のようです。
世紀末的都市近未来像のビジュアルイメージの先駆け「ブレードランナー」では、同じく有害な過酸化物質「酸性雨」が降りしきる汚染された暗い画面を生み出していたわけですが、コントラストが真逆でありながら同様な効果を表しているのでありますなぁ。
北部九州は最近特に発令が多いので、注意が必要ですね。
警報、注意報はTVやラジオのニュースでわかりますが、webでももちろんOK。
携帯用もあるようです。
環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」
(そらまめ君は、空をマメに監視します。)