したくって by小林旭「自動車ショー歌」
津田です。
深夜TVで「ブレードランナー」やるようですね。
フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が原作(原案?)なのは有名ですが、作中では生ペット(生きている生物)を飼うことが一種のステータスシンボルになっていて、主人公のデッカードはロボット動物しか飼えない事を嘆いていたような気がします。
電気カメを飼ってたんだっけ?確認したかったんだけど本が行方不明。
ちょっと前までなにかとペットブームとか言われていましたが、不況のあおりでかわいそうなことになるペットが増えないことを祈ります(人間はどうでもいい)。
以前耳にしただけなので真相は不明ですが、子供たちの「ままごと遊び」で人気役は赤ちゃん役だったのが最近ではペット役が人気なのだ、とか聞いたときはさすがに驚きました。
かのキティちゃんがペットに子猫を飼うって聞いたときも、悪い冗談だろうと思いましたがホントでしたね。
さて、SF作品中でアンドロイド(人造人間)がペットを飼うって事例はもたくさんありそうです。
- データ少佐(スタートレックTNG) スポット(猫)
- ブライキング・ボス(新造人間キャシャーン) スワニー(白鳥ロボ)
- キャシャーン(新造人間キャシャーン) フレンダー(犬ロボ)
- アートルーパー慧慈(膚の下) サンク(人造犬)
- グラッグ(キャプテン・フューチャー) イイク(月犬)
- オットー(キャプテン・フューチャー) オオグ(隕石モグラ)
などなどちょっと考えただけでも結構あるかな。
例に挙げるにはちょっと異なりますが、フランケンシュタインの人造人間は、伴侶となる異性の人造人間を造るように要求したそうです。
人造物に感情移入能力を与えることで、ヒトには感情移入能力が備わっていることを表現したいということなのかもしれませんね。
ヒトとは自己を認識し確たるものにするために、実に他の存在を必要とするものなのだなぁ。
ペットが異常に増えているということは、それだけヒトの感情移入能力を自らが実感しにくくなっているということの表れかもしれません。