親類一同が集まる機会があり、血液型の話題になった。
昨年、血液型関連の書籍が話題になったこともあり、みなの血液型を調べる流れになった。
結果、二十数名のうち一番多い血液型がなんとAB型であった。
A型が一番少なく、ついでO、Bの順であった。
確か日本人の血液型分布の割合はまったく逆だったはず。
そのことから考えるとなんだか異様な気もする。
統計は本当に正しいのだろうか。
まぁちょっと考えれば、このくらいの割合になっても特に珍しいことでもなんでもないことはわかるだろう。
特殊でも特別でもなんでもない。
似たような感じの、血液型による性格の云々は科学的には根拠のないこととされている。
にもかかわらず日本人はなぜか血液型に関する話題が大好きである。
日本人に限らず、占星術とか占いのような類は結構みな関心が高いように私には見受けられる。
科学よりオカルトなのか。
しかしながらもう少し考えてみよう。
この現象は、自然科学的にではなく、人文科学的に捕らえることによって、違う観点からの面白みを増すのではないだろうか。
血液型を例にとってみると、現在まったく根拠がないとされている性格分けなども、このように意図的に流布させることで、徐々に後天的に性格分けされてしまう、という可能性である。
いってみれば洗脳に近いものがあるだろう。
となると自然科学的にはまったくでたらめで根拠がないものとしても、人文科学的な見地に立ってみれば、十分有効な分析の手段となりえないだろうか。
そういう意味では、科学的だといえるかもしれない。
つまりハリ・セルダンの心理歴史学の手法として我々人類を導くための手段のひとつだったんだよ!!!
「第二ファウンデーションの方から来ました」