2008年12月10日水曜日

牽強付会

津田です。

「SFはたいてい未来の出来事を描いているけれど、実際は書かれた当時の世情を色濃く反映している」

とはその昔、友人が語った言葉である。

当時もなるほどなぁと感心した覚えがあるけれど、現在のほうがそれを実感として捉えることができるようになっていると思う。

見方を変えれば、現在のSFといわれているものに触れてみる事によって、今の世情を浮き彫りにして見ることも可能かもしれない。

今日のSFは、どうですか?

登場人物がキャラクター化し、ストーリーが形骸化していると感じるのならば、わたしやあなた自身、またその生活がそうであるのかもしれません。

視点を変えれば非常に興味深く、分析することも楽しいものです。

そこからなにか新しいものが垣間見えてくる瞬間が、たまらない。