津田です。
韓国の人工衛星ロケット「羅老(ナロ)号(KSLV-I)」の打ち上げが19日17時に予定されていたが、発射の約8分前に中止。
中止理由については追って発表らしいが、まぁ技術的問題でしょう。
当初7月30日発射予定だったらしいけど2度延期されてるし。
それだけロケットの打ち上げは難しいということ。
打ち上げに成功している国は7ヶ国。
成功率順にロシア、EU、アメリカ、中国、日本、インド、イスラエル(2007年6月JAXA調べ)。
日本までは成功率90%以上を保っているもののその下は60%台だ。
ところで“ロケット”の語源はなんだろうと調べると、イタリア語で「糸巻き」を意味する「rocchetto」に由来しているらしい。
イタリアで打ち上げられたロケット花火の形状が機織り紡錘に似ていたところからだと。
1379年、イタリアの戦争でロケッタという武器が使われたという記録が残ってるそうです。
悲しいかな兵器なんですよね。
宇宙に行くためのロケットが開発されたのは19世紀後半からです。
一度は間近で観てみたいロケットの打ち上げは迫力もありロマンを感じさせるものですが、やはり莫大な費用がかかってしまうのが難点。
そこでこれからの宇宙開発には、静止軌道上の“糸車”から垂れ下がる『軌道エレベータ』の開発が必要不可欠になろうと思われるのだが。
錘に刺されてしまい、長い間宇宙開発が停止してしまうような事態だけは、避けたいものですね。